Quantcast
Channel: 食 – Hint-Pot
Viewing all articles
Browse latest Browse all 139

お赤飯にゴマ塩をかけるのはなぜ? お祝いに黒ゴマはマナー違反? いまさら聞けない疑問を栄養士が解説

$
0
0

{“author_signature”:[“Hint-Pot編集部”,”和漢 歩実”],”excerpt”:”日本では、古くから特別な日にお赤飯を炊いて祝ってきました。現代にも受け継がれる伝統食のひとつです。一般的には小豆ともち米を一緒に炊いたごはんに、ゴマ塩をふりかけますが、なぜゴマなのでしょうか。また添えられる葉の意味とは? 11月23日は、お赤飯の日。記念日にちなみ、いまさら聞けないお赤飯の疑問について、栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。”,”contents”:[{“acf_fc_layout”:”paragraph”,”ad”:[],”title”:””,”text”:”

 日本では、古くから特別な日にお赤飯を炊いて祝ってきました。現代にも受け継がれる伝統食のひとつです。一般的には小豆ともち米を一緒に炊いたごはんに、ゴマ塩をふりかけますが、なぜゴマなのでしょうか。また添えられる葉の意味とは? 11月23日は、お赤飯の日。記念日にちなみ、いまさら聞けないお赤飯の疑問について、栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。

n

 ◇ ◇ ◇

n”,”image”:{“ID”:238526,”id”:238526,”title”:”20241122_sekihan_px”,”filename”:”20241122_sekihan_px.jpg”,”filesize”:33375,”url”:”https://hint-pot.jp/wp-content/uploads/2024/11/22122108/20241122_sekihan_px.jpg”,”link”:”https://hint-pot.jp/archives/238525/20241122_sekihan_px”,”alt”:””,”author”:”34″,”description”:””,”caption”:””,”name”:”20241122_sekihan_px”,”status”:”inherit”,”uploaded_to”:238525,”date”:”2024-11-22 03:21:08″,”modified”:”2024-11-22 03:21:08″,”menu_order”:0,”mime_type”:”image/jpeg”,”type”:”image”,”subtype”:”jpeg”,”icon”:”https://admin.hint-pot.jp/wp-includes/images/media/default.png”,”width”:900,”height”:600,”sizes”:{“thumbnail”:”https://hint-pot.jp/wp-content/uploads/2024/11/22122108/20241122_sekihan_px-420×280.jpg”,”thumbnail-width”:420,”thumbnail-height”:280,”medium”:”https://hint-pot.jp/wp-content/uploads/2024/11/22122108/20241122_sekihan_px-728×485.jpg”,”medium-width”:728,”medium-height”:485,”medium_large”:”https://hint-pot.jp/wp-content/uploads/2024/11/22122108/20241122_sekihan_px-768×512.jpg”,”medium_large-width”:768,”medium_large-height”:512,”large”:”https://hint-pot.jp/wp-content/uploads/2024/11/22122108/20241122_sekihan_px.jpg”,”large-width”:900,”large-height”:600,”1536×1536″:”https://hint-pot.jp/wp-content/uploads/2024/11/22122108/20241122_sekihan_px.jpg”,”1536×1536-width”:900,”1536×1536-height”:600,”2048×2048″:”https://hint-pot.jp/wp-content/uploads/2024/11/22122108/20241122_sekihan_px.jpg”,”2048×2048-width”:900,”2048×2048-height”:600}},”size”:”0″,”caption”:”日本の行事食のひとつお赤飯(写真はイメージ)【写真:PIXTA】”,”credit”:””,”image_position”:[],”nextpage”:[],”disp_profile”:[],”disp_affiliate”:[],”affiliate_text_sub”:””,”affiliate_tag”:””},{“acf_fc_layout”:”paragraph”,”ad”:[],”title”:”お赤飯のルーツは赤米を蒸したもの”,”text”:”

 お赤飯のルーツは、赤米が関係していると考えられています。弥生時代の頃には栽培されていたとみられる古代米の一種で、赤みがかった色合いを持つのが特徴です。昔は「赤色は魔除けの象徴」と信じられており、先人たちは赤米を神聖なものとして神様に供え、特別な祝いごとのときに食べる風習があったとみられています。

n

 江戸時代になると、稲作技術の発展や品種改良に伴い、古代米よりも味が良い、現代のような米が主流になりました。ただし、赤い色のごはんを供える風習はあったので、代用品として小豆のゆで汁に白米(もち米)を浸して、ゆでた小豆と一緒に蒸して作るようになったそうです。これがお赤飯として庶民にも広まっていきました。

n

 お赤飯は、炒った黒ゴマのゴマ塩をかけて食べるのが一般的です。この理由に、本来使うべき赤米ではなく白米を小豆で赤く染めて作ったのを「ごまかす」ためであったといわれることがありますが、定かではありません。

n

 ただし、ゴマだけではなく塩も加えたゴマ塩をかけることで、プチプチとしたゴマの食感にほど良い塩気がプラスされて、お赤飯のおいしさが引き立つのは、確かといえるでしょう。

n”,”image”:false,”size”:”0″,”caption”:””,”credit”:””,”image_position”:[],”nextpage”:[],”disp_profile”:[],”disp_affiliate”:[],”affiliate_text_sub”:””,”affiliate_tag”:””},{“acf_fc_layout”:”paragraph”,”ad”:[],”title”:”栄養面からみるゴマ塩とお赤飯と相性とは”,”text”:”

 現代の栄養学の観点からいえば、ゴマ塩の黒ゴマは強力な抗酸化作用があるアントシアニン(ポリフェノール)やセサミン(ゴマリグナン)が豊富。目の健康や老化防止、肝機能の改善、動脈硬化など生活習慣病予防の効果が期待できます。また適量の塩がプラスされることで、体内の水分バランスを整えてくれる面も。

n

 お赤飯の小豆にも抗酸化作用のあるアントシアニンをはじめ、疲労回復やエネルギー代謝にかかわるビタミンB群、食物繊維、たんぱく質も含まれています。お赤飯とゴマ塩を一緒に食べることで、抗酸化作用の相乗効果も。ごはんや小豆の主成分である炭水化物を効率的にエネルギーに変えることができます。

n”,”image”:false,”size”:”0″,”caption”:””,”credit”:””,”image_position”:[],”nextpage”:[“1″],”disp_profile”:[],”disp_affiliate”:[],”affiliate_text_sub”:””,”affiliate_tag”:””},{“acf_fc_layout”:”paragraph”,”ad”:[],”title”:”お赤飯への縁起担ぎ 地域によってそれぞれ”,”text”:”

 ゴマをすりゴマにすると、硬い皮が破れて吸収率を高めることができますが、地域によっては切りゴマやすりゴマは「切る」「する」と結び付けて避けるところがあるようです。また、お祝いの席での黒色を忌み、白ゴマのゴマ塩を使うところも。マナーなどが気になる場合は、お赤飯をふるまう際にその地域の習わしを確認したほうが良いでしょう。

n

 関東では、お赤飯に小豆ではなく、ささげを用いる地域が多いです。これは煮崩れして皮が破れている小豆が「切腹」を連想させるとのことから、武士社会であった地域は避けられ、代わりに煮崩れしにくいささげが使われるようになったとみられています。

n

 北海道や青森、山梨などでは小豆ではなく甘納豆を入れて炊く地域もあるようです。徳島県鳴門市では白ゴマのゴマ砂糖をかけて食べることも。昔は貴重だった砂糖を特別な日の行事食に使うことで、盛大なおもてなしの心を示したといわれています。

n

 また重箱に入ったお赤飯に葉をのせる風習があります。これは南天(なんてん)の葉です。江戸時代の頃から始めったとみられ、南天を「難転」とし、「難を転ずる」ものとして用いた説があります。また南天の葉には、殺菌効果があり腐敗を防ぐとされ、魚を贈る際にも敷かれた風習がありました。

n”,”image”:false,”size”:”0″,”caption”:””,”credit”:””,”image_position”:[],”nextpage”:[],”disp_profile”:[],”disp_affiliate”:[],”affiliate_text_sub”:””,”affiliate_tag”:””},{“acf_fc_layout”:”paragraph”,”ad”:[],”title”:”現代は手軽に味わうことができるお赤飯”,”text”:”

 古くから受け継がれている日本の行事食のひとつお赤飯。年中行事やお祝い、節目のときの食事として、自宅で蒸して作るのも良いですが、今はコンビニなどでおにぎりとして売られているので、手軽に味わうことができます。

n

 いただく際は、先人たちの思いや縁起担ぎなどに思いを馳せてみるのは、いがかでしょうか。

n”,”image”:false,”size”:”0″,”caption”:””,”credit”:””,”image_position”:[],”nextpage”:[],”disp_profile”:[],”disp_affiliate”:[],”affiliate_text_sub”:””,”affiliate_tag”:””}]}


Viewing all articles
Browse latest Browse all 139

Trending Articles